22年度に比べ23年度は、乳幼児人口が65名少ない27449名（0～5歳）となっております。
現在認可保育園が22年～23年度１園ずつ新設され、既存の認可保育園も増改築、分園などを行いながら、対前年比147名の受け入れ増が可能となりました。
また、認証保育園も4園新設され、0～3歳の受け入れ状況が改善しました。

しかし、待機児童の推移は23年度468名おり、前年と比べても28名減っただけに留まっております。

今後とも認証保育園、認定こども園、家庭福祉員などと連携しながら、一人でも多くの待機児童を減らせるよう頑張ります。

子供達の通学路の安全確保には、南大沢警察署や各町会、自治会の皆様、またＰＴＡの皆様による朝、晩の交通整理や地域パトロールが子供たちの安全を守っております。行政としてはあらゆる場面を想定し、皆様の活動を支えております。

また、地域防災については、南大沢消防署の早期着工に向け、関係各所と連携をし、一日も早く安心して暮らせる地域を目指します。

高齢者対策として、今八王子市には12箇所の地域包括支援センターが有りますが、より地域に密着した事業展開と、きめ細やかな市民サービスの向上を図ることを目的として、地域包括支援センターを3箇所増設致します。このセンターでは在宅介護支援やデイサービス、ケアプランの作成相談窓口相談を行っております。

またこの度シルバーふらっと相談室を、舘ヶ丘団地に新設いたしました。まだ試験的な設置ですが、相談窓口業務のほか地域高齢者の実態把握、一人暮らしの高齢者等には緊急通報システム等を活用した機器による、24時間365日の見守りを実施し、地域の高齢者を支えていく拠点となると考えております。

シルバーふらっと相談室は今後増やしていかなければならない地域の大切な施設です。

昭和45年より建設が始まりました多摩ニュータウン開発事業は、由木の地域に大変大きな発展をもたらしてくれましたが、唯一負の遺産も残してしまいました。

それはこの由木の地を西から東に貫いて流れる大栗川です。多摩ニュータウンの開発が進むにつれ、下流域より大規模な河川改修が行われ治水だけを考えた直線化された排水第一の川に変貌してしまいました。

この大栗川は国道16号線の御殿峠付近を源流とし、由木街道、野猿街道に沿って東に流れる川で、中流で大田川を、下流で乞田川を合流し桜ケ丘カントリーの丘の下で、多摩川に合流する長さ15.5ｋｍ、流域面積42.6K㎡の川です。

昔は由木地区を蛇行して流れ、子供のころは泳いだ事も有り、沢山の生物が生息していた豊な川でしたが、今ではコンクリートの三面張りになってしまい、夏の渇水時期などは水位が低くなり、水温が40℃以上に上がってしまい、ザリガニですら生きていられないそんな川になってしまいました。

これは川ではありません！ただの排水路です。しっかり今の現状を変えていかなくてはなりません。この緑豊かな由木地域の憩いの水辺として、将来の子供たちの大切な財産として、今私たちの責任において自然回帰を目指して取り組んでいきます。

八王子市では今まで中学校に併設をされていた武道場に加え、前年度までに8校の中学校に武道場を新設致しました。

中学校では今後武道が必修科目となるので、それに合わせ準備を進めました。やはり日本古来の武道は心、技、体を基本とし、相手を敬う心を育て挨拶や、目上の人への礼儀など、体だけではなく人としての、心を育てるのに必ず役立つと期待をしています。